四国キャンプツーリング

2009年9月7日から8日にかけて今年2度目となるキャンプツーリングに行ってきました。
前回の潮岬キャンプツーで予行練習はできましたので、
今度はロングツーに出かけたいと考えていました。
ですがまだETCを導入していない浅吉としては高速道路は使いたくない・・・
高速を使わないでロングツーとなると、候補に挙がったのが四国!
フェリーで四国に行くと、高速を使うより費用は約半額で行けそうです。
以前から行ってみたかった、かずら橋のある徳島県の祖谷渓でキャンプをし、
2日目は坂本龍馬像のある高知県の桂浜へ、
そして室戸岬を回って帰る四国を約半周するルートです。

前日は夜勤明けで眠らずにツーリングの準備をし、夜8時ごろ限界が来てコテッと寝まして
ぐっすり眠ってパチッと目が覚めたのがAM2:45。よっしゃー、体調バッチリ!!
(若かりし頃はこのパターンでよくロングツーに出かけました)

軽く朝食を食べながら天気予報を見ると晴れの予報。(絶好のキャンプツー日和だ!)
AM4:00、5:50発の南海フェリーに乗るために和歌山港に向けて出発しました。


本日のルート

自宅R26K15南海フェリー和歌山港南海フェリー徳島港K29K189R11
K183(鳴門スカイライン)渦の道鳴門スカイラインR11R318道の駅どなり
K12道の駅藍ランドうだつ沈下橋R192道の駅貞光ゆうゆう館R438K12
道の駅三野吉野川ハイウェイオアシスR32K32祖谷渓キャンプ村小便小僧
かずら橋道の駅にしいやK45R32道の駅大歩危大歩危・小歩危K32
K140松尾川温泉K32祖谷渓キャンプ村


まだ真っ暗な中、国道26号線を和歌山方面に走っていきます。
早朝とあり道は空き空きです。
フェリーの出航時間にはまだ余裕があるので、道を間違えないように慎重に走り、
フェリーのりば⇒の案内標識をたどって、
小一時間くらいで南海フェリー和歌山港フェリーターミナルに到着しました。


切符はAM5:20から販売するということでしばし待ちます。


切符を買ってフェリー乗り場に移動しました。

港で釣りをしている人がいたのでしばらく見物していました。
(サビキでイワシがよく釣れていました)
ほどなくして「バイクの人どうぞ〜」と案内され
一番乗りでフェリーに乗り込みました。


しっかりとベルトで固定された浅吉号

  
さらば本州!
四国徳島港に向かって2時間の船旅です。
フェリーは楽でいいですね♪

  
お腹がすいたので自動販売機でシーフードヌードルを買って食べました。
フェリーの甲板から拝む朝日!
旅の始まりを盛り上げてくれました。

半時間ほど甲板から海を眺めていましたが、
ぼちぼち客室に戻って少し横になりました。○o。.(´c_` *)zZZ.....


四国徳島港が近づいてきました。

AM7:40、徳島港に到着しました。
乗船はバイクが先に乗り込みますが、下船時は一番最後になります。
自動車やトラックが下船するのを見送って、最後に浅吉&浅吉号が飛び立ちました!

さあ、四国キャンプツーリングの始まりです。♪((O(〃⌒▼⌒〃)O))♪わくわく

徳島港からR11に出て北上。まずは鳴門スカイラインを目指します。
町中は通勤ラッシュの渋滞がありましたが、ほどなくして渋滞もなくなり快適に走って鳴門スカイラインへ。

  
鳴門スカイライン四方見展望駐車場にて。
左:ウチノ海
右:鳴門海峡方面、大鳴門橋が見えます。

鳴門スカイラインを走って鳴門公園の渦の道に行ってみました。
渦の道は大鳴門橋の橋桁空間に設置された海上の遊歩道で、
ガラス床から45m下の鳴門海峡の潮流を見ることができます。

  
渦の道、なかなか面白い施設です。

  
渦の道から
左:瀬戸内海側、右:太平洋側です。
潮は瀬戸内海に流れていました。

  
残念ながら時間的に大きな渦は見れませんでしたが、
海の展望とスリルが味わえて楽しめました。

  
大鳴門橋

渦の道を後にしてもう一度鳴門スカイラインを走ってR11に戻り
今度は海沿いを西に向かって走ります。
R318に入り海沿いを離れて南下、山道に入りました。


道の駅どなりで休憩。
残念ながら休館日でした。
この辺りの道沿いには名物のたらいうどんのお店がたくさん並んでいました。
食べてみたかったのですが、まだお昼時ではないのでスルー。

徳島自動車道土成ICを横切り、K12で吉野川沿いを西へ進み
道の駅藍ランドうだつにやってきました。
道の駅藍ランドうだつは重要伝統的建造物群保存地区の脇町うだつの町並みと隣接しています。

お店に道の駅スタンプがあったので「スタンプブックなんかありますか?」と尋ねたら
なんとタダでいただきました。(四国道の駅、太っ腹だ!)

  
うだつの町並みです。
江戸時代の富裕な商家の家屋が並んでいます。

写真を撮っていると「電柱がないからきれいでしょ」と食事処のおねーさん。
(ホントだ。電柱がないからスッキリ見渡せる)
「うだつ名物、そば米雑炊よかったら食べに来て」とおねーさん。
しばらく散策した後、お店に入りました。

  
そば米雑炊はお米ではなくてそばの雑炊です。
お餅も入っていて素朴な味でおいしかったです。
食後はすだちジュースをいただきました。

この食事処のおねーさんたちが、とっても明るくて
うだつの町並みについていろいろと説明してくれました。
お店もレトロで雰囲気がよく楽しいひと時でした。

食事中、うだつの町並みを紹介する記事が載っているKawasakiバイクマガジンを見せていただきました。
それを読んでいると「うだつ」について説明がありました。
「うだつ」とは妻壁の横に張り出した袖壁で火よけ壁ともいい、防火の役目をした。
この「うだつ」を設置するにはかなりの費用がかかるため、財力がないと建てられないことから
いつまでもぐずぐずしていて一向に出世のできないことを「うだつが上がらぬ」と言うのだそうです。
なるほど!ただの江戸時代の古い町並みじゃなかったんですね。


これが「うだつ」
(この写真を撮らなかったら、なんのこっちゃ分からんところでしたな)

「バイク持ってきて写真撮れば〜」と勧められましたが
「先を急ぎます〜」と言ってうだつの町並みを後にしました。
(今思うと撮ればよかったな・・・)


沈下橋で吉野川を渡り、R192を走って今度は道の駅貞光ゆうゆう館へ。
スタンプをゲットしてまたまた吉野川を渡ってK12へ・・・


K12沿いの道の駅三野。
道の駅めぐりのために吉野川沿いのK12とR192を行ったり来たりして進みました。

  
道の駅三野には中央構造線露出地点というのがありました。
何の変哲もない粘土の地面ですが、徳島県指定天然記念物なんだそうです。

道の駅三野を後にして今度は吉野川ハイウェイオアシスへ
スタンプをゲットするためだけのためによってみました。
スタンプを押してそそくさと出発・・・

道なりに走ってR32へ祖谷渓に向かって山を登りだしました。
やばい!キャンプ場周辺にはスーパーなどはないので、
食料品は町で事前に購入してから来てくださいということでした!
このまま進んだらアカ〜ン・・・と叫びながらもアクセルは緩みません!
ホントに山の中で食料品を購入できそうなお店はなさそうです・・・
こうなったら仕方がないので、先にキャンプ場に行ってテントを設営し
身軽になってから祖谷渓を観光して、町に下りて食料を調達し
温泉に入ってからキャンプ場に戻ることにしました。

K32を走って本日の宿泊地、祖谷渓キャンプ村に到着しました。


祖谷渓キャンプ村入口です。(時刻はPM2:30)
山の斜面にテントサイトやバンガローが点在しています。
急勾配、急カーブの道を一番下まで下りた川のほとりに管理棟があります。

  
管理棟と管理棟の前を流れる祖谷川。

  
サイトの隣に駐車場があります。
テントサイトは板張りで寝心地は良さそうです。
テントを設営しましたがスノコの板張りサイトですのでペグが打てません。
板張りに何箇所かリングが付いていて張り綱を結ぶようになっていましたが
しょぼいテントなので張り綱もない・・・
(こんな場合はどうすればいいんだろう・・・)
仕方がないのでテントは固定できず置いているだけです。
まあ今日は風もないので飛んでいくことはなさそうですが・・・ちょっと不安。

テントを設営し終わったころ、赤いヤマハTRX850がテントサイトにやってきました。
なんと八王子ナンバー!お話してみると学生さんで
11日間の行き当たりばったりのツーリングに来ているそうで今日は4日目。
昨日は琵琶湖をまわってきたそうです。(ええなー学生さんは)

荷物をテントの中に放り込んで観光に出かけました。

K32をかずら橋方面に走りだしました。
途中祖谷渓展望台がありました。


祖谷渓展望台からの眺め。
なんと言うか渓谷のV字度がとっても急です。
走っていると山の壁が迫ってくるような感覚に陥ります。

もう少し走るとカーブの途中にいきなり小便小僧が現れた!

  
祖谷渓のシンボル小便小僧。
あんたいったいそんなところで何してるの!?と言いたくなります。
かつて地元の子供たちが度胸試しをしたという逸話にちなんで作られたんだとか。

さらに進んで今度は以前から行ってみたかったかずら橋へ。


秘境祖谷のかずら橋ですが、かなり観光地化されていて
広ーい駐車場がある大きなおみやげ屋さんがありました。
ここにバイクを止めて(有料)、おみやげ屋さん店内を通ってかずら橋へ。


国・県指定重要有形民俗文化財
日本三奇橋の祖谷のかずら橋です。
シラクチカズラで作られた長さ45m、幅2m、水面上14mの吊り橋です。

  
入場料大人500円を払って渡ってみました。
アスレチックの重要文化財版ですね。
それほど怖くはないですが(アホなので高いところは好き)
油断していると足を踏み外しそうです。
ハイヒールを履いた女性が「めっちゃ怖い〜」と立ち往生していました。

  
かずら橋の近くにあるびわの滝を見てから、
川原に下りてみました。
川原から見上げるかずら橋。

かずら橋を後にして今度は大歩危・小歩危へ


途中にあった祖谷のわらぶき屋根のゲート。

  
大歩危・小歩危はゴムボートで激流を下るラフティングやカヤック、
遊覧船で渓谷めぐりなどが楽しめます。
ここは大歩危だったかな?


コンビニがあったのでここで食料を買い込みました。(もう下界に下りる気力なし)
ビールと食料、凍ったペットボトルのお茶が売っていたので買いまして、
持ってきたクーラーバックに入れました。

  
この辺りは小歩危だったかな?

食料も買い込んだし後は温泉に入ってキャンプ場へ帰るだけ。
この辺りにはたくさん温泉があり、
どこの温泉に行こうかと考えた結果、今回は松尾川温泉に行ってみました。


松尾川温泉
小さな温泉ですが源泉かけ流し!(源泉は加温していますが)
アルカリ性の単純硫黄泉は浅吉が経験したことがないほどのヌルヌル度!!
いや〜いい湯でした。【〜〜〜(´▽`A)〜〜〜】 イイユダナ~♪

さっぱりして温泉から出ると日が暮れかけていました。
もうお腹ぺこぺこ。さあキャンプ場に帰ってご飯食べよ♪

キャンプ場に帰ると人気のキャンプ場だけあってたくさんのキャンパーが来ていました。
バイクは八王子のTRXさんと、浅吉と同じ和泉ナンバーのバンディット1200とFZ−1 FAZERの2人組。
そのほかにもファミリーキャンパー1組とバンガロー泊の若い野郎の団体さんと賑やかでした。

テントサイトのすぐ隣の炊事棟でご飯を食べます。


コンビニで買ったお寿司とぶっかけうどんとサラダ。
ビールはキリン秋味。
食事は炊事棟でと言われていたのですが、みなさん自分のサイトスペースで食事をしているようで
みんなで宴会とはいきませんでした。(残念・・・)
若い野郎の団体さんがバーベキューをして騒いでいましたが、
隣で一人、ラジオを聴きながら食事をしました。

お腹もいっぱいになりビールを2本飲んだところで
眠たくなり酔いも回ってきてクラクラ〜。
もう寝ることにしました。

PM9:00ごろ、就寝。( ~−ω−~)zzz〜


本日の走行距離  275.0kmでした。


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