四国キャンプツーリング 2日目

若い野郎の団体さんが遅くまで騒いでいましたが若いのでしゃーない。
浅吉はラジオを聴きながら寝袋に入って寝ていました。
夜は涼しくて快適でした。
AM4:00頃、目が覚めて一度トイレに行きました。(星がめっちゃキレイ~)
それからまたウトウトと寝て、AM5:00過ぎ起床。
テントから出て四国キャンプツー2日目の行動開始です。


本日のルート

祖谷渓キャンプ村K32R32道の駅大杉R439道の駅土佐さめうら
道の駅633美の里R194道の駅土佐和紙工芸村R33K39R56
道の駅かわうその里すさきK23K47(横浪黒潮ライン)K23K14桂浜
R55道の駅やす道の駅大山道の駅田野駅屋室戸岬夫婦岩道の駅日和佐
K38南海フェリー徳島港南海フェリー和歌山港K15R26自宅


まだみなさん寝ているみたいです。

顔を洗ってまずは目覚めの一杯。
お湯を沸かしてスティックタイプのカフェオレを飲みました。


この炊事棟を利用すればタープもテーブルも椅子もランタンも持ってこなくても大丈夫です。
雨が降っても安心ですのでバイクでキャンプツーには最適のキャンプ場だと思います。
祖谷渓キャンプ村、気に入りました。


朝ご飯は持参したパパッとライスと焼きとり缶詰、
それと昨日コンビニで買ったサバの味噌煮缶詰としじみのみそ汁です。
(パパッとライス、便利です!)

ぼちぼちまったりと食事をしていたら、みなさん朝食も早々に済まし出発準備が始まりました。
朝起きたのは浅吉が一番早かったのに、もたもた食事をしていると一番最後になってしまいました。


ごちゃごちゃのテントの中。
(写真に写っていない部分にも荷物が散乱しています)
さあ畳んで片付けよう。

ここでちょっとしたハプニングが!
ボストンバッグに荷物を詰め込みチャックを閉めたらチャックを引っ張る金具が抜けてしまいました。
チャックに入れようとしても入らない・・・、∴バッグを開けることができない・・・
もう使わないものをボストンバッグに入れたのですが、
雨も降らないだろうとカッパも入れてしまいました。
(雨降ったらどうしよう・・・)
仕方がないので雨が降らないことを祈って、バイクに積み込みました。


積み込み完了。
AM8:30出発です。

昨日訪れたR32、大歩危・小歩危を通って南下し、
今日は高知県桂浜へ坂本龍馬に会いに行くのですが、どのルートで行こうか迷いました。
直接桂浜へ最短距離で行くにはこのままずっとR32を走って南下すればいいのですが、
土佐湾の海岸線を走るワインディングロード、横浪黒潮ラインも走りたい気もある。
となると高知県の山中をさらに西へ行くR439を走ろうか。(○ ̄ ~  ̄○;)ウーン・・・
ただR439を走るとかなり距離が延びてしまうので、時間的にどうなんだろうか?
帰りは徳島港より19:00発のフェリーに乗るつもりです。
体力的には自信があるのですが、タイムリミットがあるのがちょっと不安です。

しかしながらせっかくの四国ツーリング、行きたいところは無理にあきらめず貪欲に!
欲張り走り倒しツーリングを決め込みました。
ということでR439を走ることに決定!
桂浜にお昼頃到着を目標にして走りました。


R32からR439への分かれ道に来ましたがちょっとだけ寄り道をしました。
R32を少しだけ南下し道の駅大杉へ、杉の大杉を見てみたいと思ったのです。


道の駅大杉より少し山道を登ったところにある八坂神社の境内に杉の大杉はありました。

  
めちゃくちゃデカイ~~!!
太い幹が何本ももこもこもこっと伸びている様は異様な迫力を感じました。
南大杉と北大杉の二本あり南大杉は根元の周囲が約20メートル、樹高が約60メートルで、
北大杉は根元の周囲が約16.5メートル、樹高が約57メートルあるそうです。

  
推定樹齢3000年!
国の特別天然記念物に指定されています。
杉の大杉の周囲を一周、スケールの大きさに圧倒され、
しばし時を忘れて佇んでいました。

この杉の大杉の近くには美空ひばりさんの遺影碑・歌碑がたたずむ
大杉の苑がありました。

  
美空ひばりさんが幼少のころ杉の大杉に「日本一の歌手になれるように・・・・・」と願をかけたそうです。
結果はご存じの通り日本一の大スターになることができました。
ひばりさんの遺影碑に写真を撮る浅吉が写りこんでます。
歌碑には名曲「川の流れのように」の歌詞が刻まれていました。
ボタンを押すと「川の流れのように」の音楽が流れてきました。
のどかな山の中でひばりさんの歌声が響いていました。
(またこの歌詞が旅をしている身にはしみじみとくるんですよね)

大杉の苑、美空ひばりさんと杉の大杉の詳しい所縁はこちらへ
大豊町HP⇒観光⇒大杉の苑

杉の大杉を後にしてR32を少し戻って予定通りR439に入りました。
R439、地元での愛称は「与作(439)」です。
気持ちよく走っていると四国最大のダム「早明浦ダム」が正面に見えました。


「四国のいのち」とも呼ばれる早明浦ダムです。
(写真にマウスポインタを乗せるとアップ画像に変わります)

この早明浦ダム辺りは山の中に忽然と町が現れるといった感じのところで、
ショッピングセンターや大きな病院も2つほどありちょっとびっくりしました。

山間部の快適路、R439を鼻歌交じりで気持ちよく走っていきます。


歌う鼻歌はもちろんサブちゃんの「与作」。

  
道の駅633美の里、土佐和紙工芸村と各道の駅で休憩。
暑いっす!

R439からR194と走り、県道を乗り継いでR56へ合流し
横浪黒潮ラインを走るためにさらに西へ進みます。

横浪黒潮ライン方面に行くK23を探しながら走っていましたが
道の駅かわうその里すさきまで来てしまいました。(行きすぎです)
地図をよく確認するとR56は2本あり、新しいバイパス道を走ってきたみたいで
K23へは旧国道からしか行けないのではと考えました。
とりあえずお昼時でしたので、ここで昼飯を食べることにしました。


レストランで土佐丼(うどん付き)を食べました。
刻みネギで見えませんがネギの下には、カツオのお造りにタレがかかっています。
「大盛りもできますよ」とのことで大盛りにしてもらいました。
めっちゃ美味しかったです。

お腹もいっぱいになり出発。
旧国道からK23を見つけて右折。やはりK23へは旧国道からしか行けなくて
バイパス道の上を高架橋で越えて行きました。

ほどなくしていよいよ目指していた横浪黒潮ラインに入りました。
ここからは幕末の土佐の志士たちを巡っていきます。

  
横浪黒潮ライン、須ノ浦パーキングで
まずは幕末の志士第1弾、土佐勤皇党党主、武市半平太先生です。
武市先生と写真を撮るために頑張って横浪黒潮ラインまで来ました。

それにしても良い天気で暑いです。
昨日コンビニで買った冷凍ペットボトルのお茶をクーラーバックに入れていたら
まだ冷たくてとっても重宝しました。

須ノ浦パーキングを出発。
気持ちよくワインディングロードを走っていると、パーキングに赤いTRXを発見!
昨日キャンプ場で一緒だった八王子のTRXさんでした。


「暑いっすね~」っと再会を喜び記念写真をパチリ。
TRXさんはもう桂浜に寄って横浪黒潮ラインに来たところでした。
今日は四万十川でキャンプだそうです。(いいな~)

「お気をつけて」とご挨拶をし、TRXさんを見送りました。


横浪黒潮ラインから土佐湾を望む。

横浪黒潮ラインを走り終え桂浜を目指します。
広々とした太平洋を見ながら砂浜沿いを走っていきます。
大きな盛り上がった波が押し寄せてきていて、サーファーが波乗りしていました。
バイクを運転しながらですがきれいに波乗りしているのを見たのは初めてだったので感動しました。

桂浜花街道を走ってPM3:00、やっと桂浜に到着しました。
(目標より3時間遅れだ・・・)

  
月の名所、桂浜でございます。

そしていよいよ土佐の志士第2弾、坂本龍馬先生に会いにいきました。

  
逆光で見えん・・・
浅吉は歴史上の人物で一番好きなのが坂本龍馬です。
龍馬と同じポーズで記念写真をパチリと。

  
正面からは逆光で暗かったので、横からと後ろ姿もパチリと。
やっぱり龍馬はかっこいいです。

桂浜でおみやげを買って次の目的地、室戸岬を目指して急いで出発。
(フェリーに間に合うんやろか?)
時間も押してきているので急いで走りますが、
道の駅では停車してスタンプをゲットしていきます!
ひたすら走って室戸岬へ。
計画では室戸スカイラインを走る予定でしたが、時間がないので諦めて直接室戸岬へ。

PM5:45室戸岬に到着しました。

  
幕末の志士第3弾、室戸岬に立つ中岡慎太郎先生です。

もうどう考えても19:00のフェリーには乗れないな・・・ということで室戸岬ではゆっくりしてました。


荒波が打ち寄せる室戸岬。

19:00のフェリーは無理なので次の便、最終22:00発のフェリーに乗るしかありません。
1便遅らせたんだから、ぼちぼち帰ろう・・・と時間を気にせず走っていたのですが、
ガソリンを給油したときGSのおっちゃんに「徳島までどれくらいかかります?」と尋ねると
GSのおっちゃん「3時間くらい、う~ん、バイクやと2時間半くらいかな」と!!!
えっ!そんなにかかるん!!!
やばいやんけ~!22:00の便に乗られへんかったら!明日は仕事やっちゅうのに!!(昼からやけど)
最終便に乗られへんかったら朝まで野宿するか、
それとも高速で淡路島から神戸とまわって帰るか(金無いっちゅうねん!)

やばいぞ!やばいぞ!!やばいぞ!!!


もうそれからは時間との闘いです!
ひたすら走る!走る!!走る!!!

もうすっかり日が落ちて薄暗くなった荒波打ち寄せる海岸線をひたすら走っていると
前方に大きな岩が並んでいるのが見えました。


夫婦岩でした。
(マウスポインタを乗せると夜景モードの画像に変わります)
三重県の二見浦にも夫婦岩がありますけど、それに比べるとかなりデカイ!
超巨大な夫婦岩でした。
また暗闇の中で荒波が海岸にぶつかって、ドーンと地響きが伝わってきて恐怖でした。
こんな恐ろしいところですがサイクリングの方が1人、東屋で野宿していました。(すげーな!)

あまりにも見事な迫力ある夫婦岩でしたので停車してしまいましたが、
気を取り直してまたまた走る!走る!!走る!!!

計画では南阿波サンラインも走る予定でしたがそれどころじゃない!
(とんでもないルーティングでしたな!)

体力の限界が来て道の駅日和佐で休憩。

またまた走って走ってやっと町中になってきました。(徳島はどこだ~)

徳島市に入りフェリー乗り場を見落とさないように慎重に走りました。
(ここで迷ったら最悪の事態に!)

無事フェリー乗り場の看板を見つけて右折し、
21:30無事徳島港フェリー乗り場に到着しました。


ギリギリですわ!ホントに3時間近くかかりました。

フェリー乗り場にもフェリー内にも食事をする所は無いので、
歩いてコンビニに行きお寿司とお茶を購入。


助かった~。


早速甲板でお寿司を食べました。
もう肩を撫で下ろし安堵です。
そして四国ともお別れです。
楽しかった四国ツーの余韻にひたりながらまったりと、遠ざかる四国の陸地を眺めていました。

たくさんの感動をありがとう!さらば四国!!


客室に入って和歌山港到着まで寝ました。(疲れた~)

そして0:00和歌山港に到着。


フェリーから下りるトラックを見送って最後に浅吉号が下船しました。

さあ最後の仕上げ。
真夜中の国道を安全運転で帰りました。


帰りの国道でふと思ったことなんですが、
へとへとになるまで走ってきたにもかかわらず、
バイクを運転するのって楽しいな~と、しみじみ感じた浅吉でした。



AM1:00、無事帰宅


本日の走行距離  433.4km

2日間の走行距離  708.4kmでした。



四国キャンプツーリングルート




番外編

桂浜で買ったおみやげです。


家族用にさぬきうどん


ストラップです
嫁さん用に土佐二十四万石山内家
子供用に土佐の英雄坂本龍馬くん
でした。


おしまい


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